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外国為替市場は世界の主要都市に点在しており、ニューヨーク、ロンドン、東京が三大市場と言われております。
1日の始まりに最初に開くのがシドニー及びウェリントンの外国為替市場です。時差1時間を経て東京市場が開き、その後香港やシンガポールの為替市場が開きます。
時間が進むに従い、フランクフルト、パリ、ロンドン、ニューヨークと市場が開いて行きます。24時間休むことなく取引が行われているのが、外国為替市場の一つの特徴でもあります。
また、1日当りの取引量は1.9兆ドルとも言われております。 |
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| 外国為替市場は、市場と言っても東京証券取引所や大阪証券取引所のように物理的な取引所が存在するわけではありません。全ての売買取引が電話回線、情報通信端末、インターネット等を通じて行われます。よくテレビの報道番組で為替取引の現場として紹介されるのは、銀行のディーリング・ルームやブローカーですが、彼らも電話回線や情報通信端末を駆使して売買取引を行っているわけです。 |
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【こぼれ話】
現在の外国為替取引の殆どは情報通信端末を通して、モニター上に表示されたプライスをクリックするだけで取引が成立しますが、以前はブローカーと呼ばれる仲介業者が多数の銀行を電話回線で結んで、各銀行の買値と売値の一番いいプライスを声で各銀行に伝えておりました。
取引のあるブローカー会社の数だけブローカーのボイス・ボックスと呼ばれるスピーカーが各銀行のディーラーの前に並んで置いてありました。ボイス・ボックスにはそれぞれのブローカーの会社名が貼ってあり、ディーラーの机にはスイッチ(一つのスイッチが一つのブローカーに繋がる)が付いたマイク・ボックスがありました。
ディーラーは、取引時間中そのマイク・ボックスを握りしめ、顧客の売買取引や自己勘定での売買取引をブローカー経由でさばいていました。
一方のブローカーは、相場を一日中唱えていました。ドル/円であれば「30‐35(さんまる、さんごー)」と唱え(big figure、例えば103円は通常唱えず、小数点以下の売買価格を唱えます)、ディーラーが「売った」と言えば、ブローカーは「30given(さんまる、ぎぶん)」と唱えます。
為替市場への参加者が増える一方で、相場の高下が激しくなって来るとブローカーもディーラーも興奮のうちに売買を行うことになります。ディーラーがブローカーに叫ぶ声も「…った〜!」(本人は売ったと叫んでいる)「…った〜!」(本人は買ったと叫んでいる)としか聞こえなくなり、売買の混乱が多々発生するようになりました。
この対策として、19XX年東京外国為替慣行委員会が新しい取決めを発表し、ディーラーがブローカーに対し「売る場合は、Yours(ヨアーズ)」「買う場合は、Mine(マイン)」と言うようになりました。
また、相場が日中2円動く時も珍しくない時代の頃は、相場が盛り上がって来るとブローカーの声も悲鳴に近いものになって来て、如何にも相場の盛り上がり具合が肌で感じることが出来たものです。
ブローカーの力量の差もはっきりしていました。相場が荒れてもしっかりとプライスをどこからかの銀行から貰って来て唱えることが出来るブローカーと、全くプライスがなくなりボイス・ボックスからは全く声が聞こえなくブローカーとに分かれました。 |
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銀行間市場というのは、前記の銀行間(含む、ブローカー)での外国為替売買の場を言い、狭義の外国為替市場とも言われます。
対顧客市場というのは、銀行と顧客との間の外国為替売買が行われる場のことを言います。
銀行間市場は卸売市場で、対顧客市場は小売市場と言ってもよいでしょう。 |
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| 1998年4月に施行された「外国為替及び外国貿易法」により、日本でも銀行以外の者同士で外国為替取引が可能になりました。それ以前では、個人間での外国為替取引や個人が旅行会社との間で外貨の受渡しをすることは禁じられていました。 |
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【こぼれ話】
1998年4月に施行された「外国為替及び外国貿易法」によって、個人間及び個人と一般企業間でも、外貨建ての債権債務を持ったり、外貨で決済することが可能となりました。
でもこの手の取引はあまり浸透していないのが実状です。「1ドル・ショップ」とか「1ドル・ハンバーガー」とかの商品がたまに登場しますが、実体は「1XX円ショップ」であったり「1XX円ハンバーガー」であったりし、実際にドル紙幣での支払や受取があるわけでありません。
日本人はやはり「円」への信認が厚いことと、外国通貨のドルやユーロで代金の支払や受取をすることに抵抗があるのでしょう。一方財務省も、米ドルやユーロの現物紙幣が国内で大量に流通し始めると、通貨管理が出来なくなることからあまり奨励はしないのでしょう。 |
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