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Forex Intelligenceのストラテジスト紹介

葛城 北斗

相場麻薬中毒患者

ストラテジストコメント

2014/09/22 16:04

金は重要サポートに接近

金は夏枯れ相場 
(8月22日付け投資日報新聞、第六感の目、葛城北斗記事より)

妙味無しで撤収
NY金相場は冴えない動きが続く。 20日に公表された先月のFOMC議事録はタカ派的な内容。ドルが過敏に反応し、ドル高の勢いが止まらない。やはりこのような局面においては金の頭は抑えられる。前回(8月8日)のコメントは次の通り。「今後再び下げに転じ、7月 31日の安値を下回れば、夏場の上昇は終わった可能性が高まる。さらに昨年の6月安値を下回れば、2015年夏場まで、ドル高の影響を受けて、金はジリ下げから底練りの相場を続けるだろう」。また「8月から9月中旬にかけて、金は上昇し易い環境にあるものの、少なくとも、その過程で1400㌦を超えるような動きが出ないと、 10月以降は下値1000㌦を目指す可能性が高まる」とも述べた。
現在の金の下値を支えている主な要因は地政学的なリスク。しかしウクライナ、イラク、イスラエル、パレスチナ情勢における紛争は既に周知のことであり、それでも、これら地域で新たな展開を見せたとしても、反応は徐々に薄れつつある。実際、米国のイラク空爆が議会承認され、実施された8月7〜8日の金の上昇幅は僅か 20㌦程度であった。軍事的な緊張の高まりだけでは金を大幅に上昇させるにはエネルギー不足。買いは一先ず撤収して、様子見しておきたい。もし、この先軍事的な緊張の高まりで金が買われたとすれば、その上げ幅が 20〜 30㌦程度であれば、そこは売り場とみる。

前回「地政学的リスク要因以外で金上昇の要因を見つけるとすれば、中国であろうか」と述べた。上海株価指数が年初来高値を更新、昨年9月、 12月の高値に接近、ハンセン指数はついに2008年4月以来の高値に接近。また「欧米のロシアへの経済制裁から、ロシアの資金が香港に流れているという。中国経済が回復してくれば、金上昇の新たな要因ともなる」とも前回述べた。これは新たな強気要因だが、金への反応には時間がかかりそうである。6月末安値を更新せずに現在1325㌦前後のネックラインを突破すれば強気の道筋が見えてくる。それまでは現在の金は妙味無しとみる。
※       ※

筆者の記事で恐縮ですが、金相場はさらに試練に立たさされ、昨年6月、12月の安値に接近。9月19日付ではチャート1に張り付けましたが、ご参考までに。

銀市場が既に重要なサポートをブレイクアウト、下げが加速中。金が1180㌦以下に下落すれば、まさに13年4月のごとき下げを加速させる恐れがあります。現在はまだ銀市場との間で強気ダイバージェンスのシグナルを発信中ですが、銀が無頼くされたサポートラインを上抜けない限り、反転上昇のシグナルは確定しません。同時に金も昨年6、12月安値を更新せずに先に1240㌦を上抜けないと、強気への転換は確認されません。

東京金は円安の影響でNYほど下げていませんが、それでもNY金がサポートを下抜けると、東京も円安下であっても下げ幅を拡大するでしょう。少なくとも2015年第1四半期まではドル上昇、金下落の方程式が当てはまりそうです。金の全ての戻りは1300㌦を超えるまではショートスタンス。
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